マイクロテック・ニチオンは汎用機から特注対応まで研究を支援するメーカーです。
- ホモジナイザー「ヒスコトロン」・・・ 微破砕・乳化などの前処理装置
- 凍結破砕機「クライオプレス」・・・ 強固なサンプルを強力粉砕
- ゼータ電位・粒径測定「ZEECOM」・・・ 微粒子のキャラクタリゼーション
- 微弱発光測定「ルミカウンター」・・・ 安価な単機能型からカスタマイズ機まで
- 自動釣菌装置「コロニーピッカー」・・・ ラボオートメーションシステム
用語解説
低温脆性とは
低温脆性(ぜいせい)と読む。
一般的に、物体の温度を下げると、構成粒子(例:分子、原子)の熱運動が緩やかとなり、相互の結合力が高まる方向に作用する。そのため、物体を冷やして外力を加えると、構成粒子が滑ったり転移して応力を吸収することができなくなり、いわゆる“塑性(そせい)”が低下した状態になる。ここで、結合力により強い力が物体に加わったときには、耐えきれずに破断に至るが、このことを“脆性(ぜいせい)”と呼ぶ。
要するに、加わった外力を吸収する(変形)能力が乏しいことの意味である。ちなみに、外力に対する抵抗力のことを“強さ”と言うが、“強さ”と“脆(もろ)さ”とは意味が異なる。例えば、ガラスは破砕能力が高いが(=強い)が、少しでも余分に力を加えるとすぐに割れてしまうので、“脆(もろ)い”ということになる。