コロニーピッカー
Pm-2シリーズ (Pm-2, Pm-2s) 共通 ハードウェア詳細
Pm-2シリーズは販売終了いたしました。 新型Pm3はこちらをご覧下さい。 新型コロニーピッカー Pick-in Master Pm3
徹底したコンタミ防止機構
どんなに高速に動かせても、コンタミが多くては使い物にならないということで、Pm-2シリーズでは以下の点で既存のコロニーピッカーの上をいくコンタミ防止機構を備えました。見た目の早さだけでは最終的な効率は決められません。
- ピックしてからマイクロプレートに移植するまでは1秒以内。
(先端に菌がついた状態の針を高速で動かす時間が多くなると、針先端部についた菌はコンタミ・乾燥を起こしやすくなるだけでなく、落下菌の問題も発生しやすくなります。) - エタノールブラシ槽、エタノールリンス槽、ヒーター乾熱滅菌の3重滅菌
(各滅菌時間とその後の冷却時間をユーザーがソフト上で設定できるので、目的の菌に合わせた設定が選択できます。) - 本体は密閉型な上、UVランプ×3灯を標準搭載しています。
針を自動交換する独自の発想 < A.N.C.S. >
本体にセットされた専用ニードルピンをロボットが自動交換しながら釣菌作業を行う < A.N.C.S. (Auto Needle Cange System) > という独自の方式でクロスコンタミネーションを極限まで排除できます。また、本体にはブラッシング+エタノールリンス+400℃ヒーターのトリプル滅菌ユニットも従来通り搭載していますので、滅菌を行いながらの釣菌も可能です。
ピン滅菌について
96本の専用ニードル(針)とニードルラック ニードル(針)とラックはアルミフォイルに 包んでそのままオートクレーブが可能です。 |
ニードル(針)滅菌ヒーター
400℃/maxでニードルの先端を滅菌しながら 使う事も可能です。 (写真はPm-2sのもの) |
エタノール滅菌槽 エタノールブラシ槽 + エタノールリンスの2槽には 専用のエタノールポンプが付いています。 |
移植元使用可能シャーレ
移植元DISH (φ90 mm) を 設置した状態 |
移植元DISH (φ150 mm) を 設置した状態 |
移植元MTP(96Well)を 設置した状態 (Pm-2シリーズ multi) |
異なる型のマイクロプレート同士で移植可能
■上位機種Pm-2シリーズ multiでは、コロニーピッキング以外に、マイクロプレートの移植も可能です。
- 「96穴→96穴」、「384穴→384穴」はもちろんのこと、「96穴→384穴」や「384穴→96穴」のように通常のレプリカ作成機では不可能なことを、24枚ずつ全自動で行います。(Pm-2s は手動交換。)
- 単にレプリカを作るだけでなく、エクセルファイルを読み込んで任意のウェルの移植を指定することも出来ます。