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理化学機器開発メーカー・マイクロテックニチオンの採用情報

 今回「マイクロッテックニチオンの過去・現在・将来」と題して、今後マイクロテックニチオンが取り組もうとしている事業の方向性を今まで辿ってきた事業を顧みながら、現在の与えられている事業をベースに探っていきたい。皆様には、この文章を通して、マイクロテックニチオンの「夢」と「可能性」をご理解いただければ幸いです。


「マイクロテックニチオンの過去・現在・将来 (3)」

生物組織から細胞・細胞から遺伝子へ
生物組織・細胞・遺伝子 〜 この3つに関連した事業の展開を



丸善石油化学との出会い

 設立当初は、日音医理科器械製作所の財政的支援で、日音医理科で販売する製品の製造や開発をしながら、生計を繋いできた。設立後間もなく東邦大学理学部生理化学教室今井利夫先生(現在教授)から連絡があり、丸善石油化学が化学発光法による臨床診断薬の事業を計画し、試薬を販売するためには臨床検査装置が必要で、新たな物を開発したいとのことで、今井先生は、マイクロテックニチオンを紹介しようと連絡をくれた訳である。今井先生は、AMINCO CHEM-GLOW Photometerのユーザーであり、先生はこの生物化学発光法で臨床検査法を切り開こうとされていた。特にドライケミストリーへの応用のため、特製の測光部を作り、一緒に特許出願をしたこともあった。又、αフェトプロテインの測定を小さな電気泳動ゲルをスキャニングさせる発光ゲルスキャナーの開発にも共同で行った。そのような関係であったので、丸善石油化学からの話に、今井先生は直ちに弊社を紹介しようと考えた。その結果、丸善石油化学から試作機3台の注文、から始まり量産試作機、製品と合計60台以上の化学発光法による臨床検査用300検体自動測定装置の開発及び製造に携わることで、この期間の経営を安定化することが出来た。又技術面での機材や、開発途上で沢山のノウハウを蓄積できたことは、その後の会社の大きな財産になった。

 バブル崩壊後、残念なことに、丸善石油化学もどこの企業がやったのと同じように、多角化した所の事業の見直しが始まった。不採算の事業は直ちにストップするという決断である。それぞれ大きな投資をしたのであろうが、現時点で不採算の事業は切り捨てることになった。臨床診断薬(全体の一部だけであるが、それでも市場は30億円以上と予測された)開発に携わったバイオ事業部もその対象に漏れなかった。


異業種交流

 本田は日音医理科器械製作所の常務取締役開発担当をしていた時、千葉県が募集していた千葉県技術交流プラザ(後に技術・市場交流プラザに改称)の第3期生として入った。昭和60年のことである。殆どのメンバーは企業の代表者であったり、既に社長歴があり相談役になっている年輩の、本田から見れば10才から20歳以上も離れている父親のような存在であった。当時専務の兄(本田泰)の勧めでこの会に入った時は、このメンバーで何か新しい物を作り出すことが出来ればと期待し入ったのであるが、先輩方はそれに余り積極的ではなかった。若輩の本田にはそれを言い切る力もなく、月1回集まり先輩方の話される成功談・失敗談などを聞きながら、同業者には語れない事業の課題を互いに遠慮なく話し、理解し合うことこそ真の異業種交流ではないかと感じるようになった。
 一方、物作りに積極的なグループもあったようだが、作ることと売ることの大きなギャップ、成功しなかった時のリスクの分担、成功した時の利益の分配等、大変難しい事例を聞き、結成して15年間、何の開発もこのグループではやらなかった。結成2,3年で半数以上の会員が辞めてしまった。その後、若輩で口数の少ない本田は、口の上手い先輩方に担がれて3年目より昭和60年度(第3期)千葉県技術市場交流プラザの会長を務め、平成9年に2期会と合流し2・3期会になるまで8年間続ける事となった。

 本田はこの会に参加し、諸先輩の話を聞きながら、企業のあり方、設備や環境、材料や管理、輸送と情報収集、人事や財務に至る等の知恵を得た。それだけでなく、国や千葉県が中小企業に対して行っている支援策を知り、よく利用した。千葉県工業試験場で行われた、技術者を養成するパイオニア養成事業には日音医理科器械製作所とマイクロテックニチオンの両期に亘り、3年間技術者(社員)を指導訓練してもらった。又技術改善費補助事業にも積極的に申し込み、新製品の開発に補助金を貰いながら出来たことは、物作りをする以上に開発のあり方、開発の環境、開発と商品等を学ぶことが出来た。その他経営相談・制度融資・試験場での技術相談など、千葉県技術市場交流プラザに参加することで知った中小企業への支援策を数え切れないほど利用する事が出来た。


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