ルミノメーター 高感度微弱発光測定装置
LUMI-COUNTER NU-2600
0.01秒の短時間発光現象を高感度に検出
フロー測定・培養中測定など、優れた拡張性
ルミカウンターNU-2600は、恒温・撹拌や試薬分注などはもちろん、特殊な容器への対応やガス雰囲気での測定・フロー配管内での微弱発光現象の検出など、さまざまな測定環境を実現することが可能です、
特長
高感度で特注対応に適した独創のリニア・モーション構造
測定室が前後引き出し式になっているので操作性が良く、高い遮光性を持ち、恒温・撹拌・分注などさまざまなオプションに対応が容易なΦ30mm×75mmHの広い測定室を確保しています。
PMT(フォトマルチプライヤー)はサンプルに至近に設置され、最大感度を得られる、測定原理に忠実で理想的な配置となっています。
測定室直上には標準でインジェクション・ポートが付いたドッキング・ステーションを装備、フロー配管やファイバー配線などの追加が容易です。
ソフトウェア
複雑なプロトコールにも柔軟に対応するソフトウェア
温度依存性が高い発光現象の解析には、測定部の厳密な温度管理が必要です。また、短時間の発光特性(フラッシュ発光)の系には正確な試薬(反応基質)の分注と連動した測定が必要です。
新しく開発されたルミカウンター NU-2600のソフトウェアは、微弱で極短時間の発光や、複雑な化学反応のための各種試薬の分注プロトコールなどを正確にコントロールしてデータの再現性を高めるために、液槽ポンプや温度調節装置などの外部機器と連動した測定を行うことが可能です。また、自社で開発された日本語対応のソフトウェアで、これらのプログラミング測定の登録をユーザーが簡単に行うことが可能です。
簡易測定モード・設定メニュー
プログラム測定モード
応用例
- ルミノールの定量分析
- NAD, NADP依存酵素・基質の測定
- 食細胞のルミノール化学発光による白血球殺菌能計測
- 発光試薬ABEIをラベルしたヒト血清中不飽和脂肪酸分析
- カルシウムイオン測定
- ATP(アデノシン3リン酸)の測定
- オゾン雰囲気下でのOH・ラジカル発光の測定
- ルシフェリン・ルシフェラーゼ反応による酵素アイソザイム・基質の測定
仕様
特徴・タイプ | 基礎実験用高感度型発光測定機 |
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測定方式 | PMTフォトンカウンティング |
測定感度 | 5x10-18 M ATP |
検出波長範囲 | 300〜650 nm |
検出時間分解能 | 0.01 秒 |
測定時間 | 0.1〜97,200 秒 (0.01 秒単位) |
ディレイタイム | 0〜6,000秒 (0.1 秒単位) |
応用計測 | インターバル・分注・撹拌・恒温・プロトコール登録・外部機器制御 |