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ゼータ電位 測定用途

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測定用途

ゼータ電位は溶液中の微粒子の表面の性状を示すパラメーターとして広く用いられ、粒子の表面の官能基や溶液の組成による性質の変化を評価し、コロイド溶液としての分散性や凝集性などを示す指標となります。

ゼータ電位について詳しく知りたい方は以下をご覧下さい。


測定用途

ゼータ電位測定は微粒子分散系を取扱うあらゆる分野で利用されています。

環境分野 水処理、排水処理、凝集分散剤開発、凝集制御、微生物、プランクトン、アスベスト、バブル、土木、土壌、鉱物、浮遊選鉱など
ナノ材料 機能性材料開発、記録材料、顔料、セラミックス、触媒、高分子、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、プリンター/インクジェット、水系/非水系溶剤塗料、燃料電池、コーティング材料(自動車部品、電子部品)、製紙、界面活性剤など
生体分野 赤血球、細胞、蛋白質、DDS、リポソーム、ベシクル、創薬など

アプリケーションノートの紹介

ナノ粒子

 ZEECOMでは光散乱を利用することで微粒子の観察を可能としています。特に100nm以下のナノ粒子では、強力なレーザー光を照射することで測定を行います。サンプルが測定可能であるかどうかは粒子表面の反射係数などによって異なり、ここではナノ粒子の中でも反射係数が大きい、金属ナノコロイドの測定を紹介します。


水環境

 水処理分野においては汚濁物質の処理に凝集吸着などの現象を利用します。ZEECOMは一次粒子と凝集塊の混在した状態で、それぞれの粒子を測定することができ、より正確な測定が可能なだけでなく凝集処理の均一さなどの情報も得ることが可能です。ここでは水環境分野における様々な微粒子を対象とした測定を紹介しています。


微粒子素材

 コロイドや粉体などの微粒子は塗料、添加剤、担体などの材料として幅広く用いらており、材質や性質には様々なものが存在します。これら微粒子素材の開発や、応用分野での利用でもゼータ電位を把握することはきわめて重要です。ここでは微粒子、エマルション、バブルなど、様々な素材の測定例を紹介します。

『微粒子素材』の詳しい解説は以下をご覧下さい。


薬剤開発

 ドラッグデリバリーシステム(DDS:Drug Delivery System)の中心技術ともいえるキャリア(薬物担体)の開発では微粒子のキャラクタリゼーションにゼータ電位測定が広く用いられています。また、微粒子を用いた体外診断薬の開発にも表面のゼータ電位の測定が用いられます。ここでは薬剤の開発にゼータ電位測定が用いられている例を紹介します。


粒径分布測定

 ZEECOMのオプションには、ブラウン運動を追尾し粒径を算出する追加機能があります。動的光散乱法などと同様に、アインシュタイン-ストークスの式を用いて、拡散係数から粒経を算出しますが、粒子の動きを直接追尾するため不純物や凝集塊の存在を確認しやすい特徴があります。ここでは動的光散乱法で粒径が求められている標準粒子の測定例を紹介します。



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